【ツーリズムEXPO】タイ国政府観光庁が一押し・ニューデスティネーション「カラシン」

【ツーリズムEXPO】タイ国政府観光庁が一押し・ニューデスティネーション「カラシン」

タイ国政府観光庁 サンティ チュンディントラ 副総裁(左から2番目)と、東京、大阪、福岡の事務所長(2018年9月21日撮影)

 2018年9月21日、タイの観光プロモーションを担当するタイ国政府観光庁 サンティ チュンディントラ 副総裁が、都内で開催中のツーリズムEXPOに合わせて来日し、パッタラアノン・ナチェンマイ東京事務所長とともに日本市場に対する観光戦略を語った。

 タイへの日本人観光客の特徴は、リピーターと個人旅行の多さにある。しかしながら、大学生から30代前半までの新規顧客の開拓にも大きな可能性があるとして、同世代に人気のある乃木坂46をメインキャラクターに起用した観光プロモーションを展開している。(https://www.thailandtravel.or.jp/)

 これに対し、リピーターのためのニューデスティネーションとして東北部カラシン県とコーンケーン県をプロモートしており、ツーリズムエキスポのタイブースのデザインもカーラシン県をイメージして作られている。

 素朴なタイらしさが残るのどかな田園地帯が広がる東北部に位置するカラシン県は、意外にも日本の米どころ新潟と縁があるという。カラシン県には稲刈り後のわらを使って動物などをかたどる習慣があるが、新潟県西蒲区でもわらアート祭りがおこなわれていることから両国の関係者が交流を図ったところ、わらアート以外にも美しい田園風景やコメを始めとした地産の素材をつかった郷土料理のおいしさなど、いくつもの共通点があったという。

 日本人の心象風景ともいえる懐かしさを醸す新潟の田園風景や観光地としての魅力との共通項から、カーラシン県を日本人リピーターのためのニューデスティネーションに選定したとのこと。素朴さや人々の温かさ、豊かな自然がもたらす郷土料理のおいしさなど、知られざるカーラシン県の魅力を日本人に知ってほしいと語った。

 アジア圏内でのLCCの台頭や中間層の増加から、今後は圏内での旅行移動が活性化し、欧州がそうであるように地方都市から地方都市への行き来が増えていくのではと、副総裁は見る。観光需要の増加でリピーターが増え、かつ地方都市へのアクセスが良くなれば、ますます新しいデスティネーション開拓へのニーズが増していくだろう。日本人リピーター向けのタイ観光の穴場として、カラシンの名が知られるようになる日も遠くないかもしれない。
【編集:山田愛】

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