【ツーリズムEXPO】ラオスの観光プロモーションのために奔走する元日本人ボランティアの奮闘

【ツーリズムEXPO】ラオスの観光プロモーションのために奔走する元日本人ボランティアの奮闘

森山さんと元同僚であるラオス情報文化観光省観光マーケテティング局副局長

 2018年9月22日、日本最大の旅行博、ツーリズムEXPOのラオスブースに、ある日本人ボランティアの姿があった。森山明さん(71)は2016年1月から二年間、JICAのシニアボランティアとしてラオスの観光プロモーションのために奔走し、ラオスの首都ビエンチャンで暮らした。帰国後の現在も、日本からの情報発信など積極的にラオスの観光振興に関わっている。

 森山さんはJTBで観光ビジネスの経験を積み、定年前の5年間は国土交通省が主導するインバウンド促進事業「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の事務局長を務めた。この経験を生かそうとJICAのシニアボランティアで観光振興の職種を探し、ラオスへの赴任が決まった。ラオスでは情報文化観光省の観光マーケティング局配属され、ラオスでのインバウンド観光促進の役割を担った。

 日本では関連省庁や民間業者間の関係を調整しインバウンド観光の促進に弾みをつけたが、全く環境の異なるラオスでは事情が違った。予算や人材など足りないものを数えればきりがなかったが、日本での経験をラオスの人々に伝え役立ててもらいたいと奔走した。大臣や関係省庁、民間業者までを巻き込み、国に観光客を呼び込むためには何を目標にして何から始めればいいのかを自身の成功体験を実例に観光セミナーを開催、土台となる意識改革から着手した。その後はインバウンド促進のための具体的なプランを自ら作成し、外国人観光客呼び込みのためのアクションをリード。ラオス国内でのインバウンド促進への機運を高めた。

 ラオスの観光事情に精通する森山さんが最も気に入っている観光スポットは、メコン川クルーズ。全長4200kmのメコン川のうちの約1900kmは、ラオス国内、または、ラオスとミヤンマー、タイとの国境を流れているといい、ラオスの歴史と文化、人々の生活はメコン川に育まれてきたといえる。ゆったりとした悠久の流れにラオスの穏やかで素朴な文化の香りを感じられるクルーズを、是非多くの日本人に体験してもらいたいと、森山さんは語った。
【編集:山田愛】

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