タイでパスポートの紛失日本人が急増中?

タイでパスポートの紛失日本人が急増中?

パスポートは出入国だけでなく、滞在中も大切な書類であることを忘れないようにしたい。(高田胤臣撮影)

 2018年10月9日、在タイ日本人大使館の発表では、平成30年上半期(1月〜6月)の期間、在タイ日本大使館にあった紛失・盗難届に関して211件がパスポートに関するものだったという。パスポートは日本国外で日本人であることを証明する重要な書類であり、命の次、金銭と同じくらいに重要なものだ。

 1990年代以前は日本のパスポートがブラックマーケットなどで高額で売れるといわれ、バックパッカーなどで世界を放浪する人がパスポートを売却し、警察に盗難届を出して、日本大使館で渡航証明をもらって帰国するということもあった。今は偽造パスポートなどの話はなくなったが、その分、パスポートに関する重要性に対する理解が低下してしまったのかもしれない。

 在タイ日本大使館では紛失や盗難だけでなく、故意でないにしてもパスポートの破損などについても注意を促している。水に濡らしビザや入国印が判別できなくすることや、タイ入国時に記入する入国カードをホチキスで止め、パスポートのページを破いてしまうことはよくある。

 また、パスポートの空いたページをメモに使う人も稀にいる。入国スタンプを整然と押してもらうために線を引く人もいるが、厳密にはいけないことである。それから、パスポートに埋め込まれているICチップが割れてしまったり、磁気に当たってデータが破損しているとパスポートそのものが本物かどうかの判断ができなくなり、出入国管理官によっては出入国を拒否する場合もある。

 出入国ができなかったケースでは航空券の変更などが必要になり、場合によってはパスポートを新たに作り直さなければならない。その場合は申請に必要な書類を取り寄せる時間がかかり、オーバーステイの心配も出てくる。

 パスポートの管理はタイに限らず、外国に滞在中は注意しなければならない。

【編集:高田胤臣】

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