ベトナムで、中国の海洋侵略が止まらない「地質調査船団」の脅威! 国連海洋法は無視

ベトナムで、中国の海洋侵略が止まらない「地質調査船団」の脅威! 国連海洋法は無視

中国の海洋調査船「海洋地質8号」

 2019年8月1日、勢いを強める中国の海洋侵略行動が止まらない。中国は大国だが手法は海賊だ。7月3日から中国の海洋調査船「海洋地質8号」は、南シナ海のベトナムの排他的経済水域バングアド浅瀬(Vanguard Bank)付近に入った。「海洋地質8号」を護衛するため、中国海洋警察の海監艦3隻(37111、3901、4630)も一緒だ。

 特に12,000トンの海監艦3901(ヘリコプター搭載哨戒船)と漁民兵の漁船Qiong Sansah Yu0014が脅威だ。漁民兵には、これまで何度もベトナム漁船が襲撃に遭っている。

 この他に、6月18日から現在まで重武器を装備する海監艦35111は、バングアド浅瀬の西40カイリに出現し、7月12日Fiery Cross Reefに移動した後、7月14日に元の位置であるバングアド浅瀬周辺に戻った。この船は別の目的で、ベトナムの排他的経済水域に一カ月以上出現している。

 「海洋地質8号」がベトナムの排他的経済水域と南部の大陸棚で違法調査をしている中。中国外務省の耿爽報道官は「ベトナム政府は南シナ海における中国の主権を尊重し、地域情勢に緊張を増やす行動を自制し、ベトナム政府は慎重に行動し、南シナ海における中国の主権と合法権利を尊重して情勢を悪くしないように」(7月17日)と発言、日本も何度も経験している横暴な主張だ。

 バングアド浅瀬(Vanguard Bank)は、ベトナムの排他的経済水域200カイリとベトナム南部の大陸棚の中にある、この海域は1982年の国連海洋法条約に基づき、どこの国とも紛争が無く、中国とも争いが無い海域だった。

 しかし中国は、2つの虚偽の根拠を提示してこの海域の主権を言い張る

 その1:中国が設定した9段線は、ベトナムの海域の60%が含まれる。平和だった海域を非合法に略奪しようとするのだ。国際審判では、フィリッピンとの中国への判決や、国際法令の公文書、1982年の国連海洋法条約の説明し、中国の9段線の要求の却下を示したが、中国は引き下がらなかった。その裁定は、9段線の法的根拠が無く、中国の資源開発権利を肯定するものでは無い。これはバングアド浅瀬(Vanguard Bank)を含むものだ。

 その2:中国がスプラトリー諸島にある暗礁を占領してこの海域はそれら暗礁の周囲の海と言い張る。2016年7月12日の国連海洋法条約に基づく仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)の裁定では、スプラトリー諸島の各々海域での中国の活動を規制した。まず中国が占領した暗礁は満潮時に海面上にあるかどうか、国連海洋法条約13と121条に暗礁は満潮時海面上があれば12カイリの領海のみを有すると定め、満潮時に海面下に沈む場合はいかなる海洋権限も有さない。

 仲裁裁判所は。スプラトリー諸島の多く暗礁を最近人工的に造ったものとし、国連海洋法条約は自然の状態では無いと判定した。

 仲裁裁判所は121条3項で定める「人間の居住又は独自の経済的生活を維持すること」ができる海洋地勢ではなく、EEZ及び大陸棚を生成しない。その中スプラトリー諸島の多く暗礁は周辺の国々が占拠され改造及び建築して、人間を居住させたが外部からの補助を必要とする。仲裁裁判所は暗礁に各政府が派遣した人間は独自の経済的生活を維持することを証明出来ないと結論を出した。
 
 歴史的にはスプラトリー諸島に中国及び周辺国々の漁民が漁をする時に使用していた。1920〜30年代日本も漁業と海鳥の糞を採集していた。仲裁裁判所は漁民が一時的使用の暗礁には、人間の居住又は独自の経済的生活を維持することはできないと結論を出した。スプラトリー諸島のイツアバ島、パグアサ島、ウエストヨーク島、スプラトリー島、ノースイースト島、サウスウエスト島は、いずれも「岩」であり排他的経済水域と大陸棚では無い。

 仲裁裁判所は「スプラトリー諸島のような島々には法的独自の海域を条約が規制しない。中国の合法的な海域ではないので、ベトナムの排他的経済水域とベトナム南部の大陸棚との重複しないバングアド浅瀬 (Vanguard Bank)を侵略しないように」としている。中国は、あらゆる裁定を無視し、南シナ海に築いた人工島の軍事拠点化も着々と進めている。
【編集:KH】

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