中国の海洋調査船団がベトナムのEEZに9日ぶりに、14日再び侵入

中国の海洋調査船団がベトナムのEEZに9日ぶりに、14日再び侵入

ベトナムのEEZに侵入している中国の海洋警察船

 2019年8月17日、この約3カ月間、南シナ海では中国が緊張状態を作っていたこと。これに対して、ASEAN外相会議は、中国の自国第一主義の野望について警鐘を鳴らした。

 6月初め、中国船は民兵船を魚船にカモフラージュし、フィリピンの漁船と衝突し沈没させ、22人の漁民を溺れ死にさせた。その期間に、中国の海洋警察船もマレーシアのEEZ内に侵入し、石油掘削リグの活動を妨害している。

 6月末から7月初めにかけては、南シナ海ベトナムの大陸棚の一部に、実弾とミサイル発射の演習を行った。合わせて海洋調査船は、南シナ海のベトナムの排他的経済水域である大陸棚バングアド浅瀬付近に調査活動を行った。この海域は1982年の国連海洋法条約(UNCLOS)に基づきベトナムに、調査と開発の権利があるものだ。

 1982年中国が国連海洋法条約(UNCLOS)に参加し、南シナ海行動宣言(DOC) を尊重すると表明し、南シナ海「行動規範」(COC) 交渉の努力を表明した。しかしそれは守られてはいない。それに対抗するには、南シナ海の平和の維持、安定と安全保障のために各国が協調することが強策となる。

 第一に、ASEAN各国は団結し、はっきり意志を伝えること。タイのバンコクで行われた第52回ASEAN外相会議とその関連会議での共同声明が発表された。南シナ海域の暗礁を改造し、調査活動など深刻な事案を起こし、信頼関係を損ない緊張を高めた行為に対してのことだ。また、ASEAN各国と中国の関係改善や南シナ海の平和、安定と安全な自由な航行の重要性も強調した。これによって、王毅外相を孤立させるところまで迫ったことは興味深いことだった。

 第二に、国際社会、特にアメリカとその同盟国は、アジア太平洋の平和の維持や安定と安全保障のため、大きな利益が見込むことができる。そのため、共に海域紛争の解決されるまで、各国が侵略的な横暴な行為を抑えるため積極的に毅然と果敢に反応することだ。そして、領土主権の紛争を保証と解決の責任がある国際機構が、南シナ海紛争関連各国の宣言又は一方的行為を制限することが必要だ。
 
 南シナ海紛争の最終的な解決策を見つけるのは容易ではない。関連する国々は、南シナ海の平和の維持、安定と安全保障のため協調する。もし情勢が改善できない時は、協調的に関連する国が団結することが重要だ。

 それが出来なければ、中国の行動は止まらず、近い将来、中国が南シナ海を独占する脅威が現実のものとなるだろう。

【編集:LK】

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