【タイ】日本へも届け! 親日の総合イベント「日本博2019」大盛況!

【タイ】日本へも届け! 親日の総合イベント「日本博2019」大盛況!

初めてのタイにも関わらず、多くのファンが詰め掛けたアイドルユニットNeeds

 2019年8月30日から9月1日の3日間、バンコク都心の商業施設サイアムパラゴン5階ホールで行われた、毎年恒例のイベント日本博2019が開催され、連日大勢の日本好きなタイ人客で賑わった。

 日本博は、Japan Expo in Thailandから改称して2回目の開催となった今年、他の日本イベントとは一線を画す志向を示した。こうしたイベントは得てして、日本をアピールだけで、ともすれば押し付け的な一方通行になりがちだが、今回の日本博は明らかに趣きを変えていた。それは、日本へ行きたい、日系企業で働きたいタイ人への窓口、つまり出店スペースを大幅に拡張。さらに日本が好きな学生たちのブースも同様に拡張した。それは、日本へ向けたタイからのメッセージでもあるかのようだった。

 先日、高知県で開催されたよさこい祭り本番にも参加した。タイ日工業大学の学生を含むタイよさこいチームが熱い演舞を披露。他の大学からも日本語学科などがブースを並べていた。また、新潟県ガーラ湯沢でスキーインストラクターをしているタイ人が中心になり、日本のアチコチを案内するユーチューブチャンネル「JAPANMASE」ブースにも多くの人が集まっていた。

 これほどに日本に敬意を払い、親しんでくれる人々が、このタイに多く存在していることを、まるで日本に向けてアピールしているかのようなイベントに変わったようだ。

 実際、バンコクのみならず、地方のデパートや街中にも、多くの日本料理店が並び、コンビニにはおにぎりやお寿司、日本茶までも並ぶ国は、世界中そうはないだろう。日本人としてこの国に長く暮らして来た身としても、まるで第2の日本になってしまうのではないかと思えるほどだ。

 こうした状況に、日本からの進出を計画する日系企業は後を絶たない。そして、こうした日本のイベントも大小様々開かれ、タイに向けたアピール合戦にもなっている。その中で日本博は、タイから日本へと逆方向に向けたイベントに大きく変わったようだ。そして、それは日本好きなタイ人の心をしっかりと捉えたかのようだ。我こそは、日本をこんなに好きなんだというアピール合戦の様相を呈していた。

 5回目の参加となった若手津軽三味線奏者の忍弥には、すでに多くのファンが毎年この日を待っている。そして来るたびにその数も大きく増えている。また、初めての来タイだったアイドルユニット「Needs」のステージは、昨年参加した仮面女子をも凌ぐ盛り上がりを見せ、まるでずっと前からファンだったかのようなコールが響き渡っていた。古き伝統美と新しいスタイルと双方をともに受け入れ、自分たちはこれほどに日本を愛しているんだという想いは、会場に集まり行き交うタイの人々がその笑顔で雄弁に物語っていた。

【取材/写真:そむちゃい吉田】

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