【ミャンマー】日本支援のティラワ経済特区でマラソン大会 日本人2人が入賞

【ミャンマー】日本支援のティラワ経済特区でマラソン大会 日本人2人が入賞

日本人参加者も入賞した(ヤンゴン、撮影:北角裕樹)

 2019年11月3日、ミャンマーと日本の官民が進める「ティラワ経済特区(SEZ)」で、初のマラソン大会「TSEZコミュニティラン2019」が開催された。同特区を運営するミャンマー・ジャパン・ティラワ・ディベロップメント(MJTD)が主催。約1300人のランナーが10キロと5キロの距離を走り、健脚を競い合った。男子10キロで開発コンサルタントの男性が5位入賞、女子10キロでも日本人女性が4位となるなど日本人参加者も健闘した。

 10キロのレースは同日午前6時にスタート。号砲が鳴ると数百人のランナーが一斉に走り出し、外周や特区内の大通りなどを走り抜けた。コースではボランティアらが、水やスポーツ飲料、乳酸菌飲料などを配布した。特区に工場を持つ日系食品メーカーでは日本人支社長をはじめ、労働者らが多数参加し、おそろいの鉢巻きで汗を流した。同特区で働くミャンマー人男性は5キロを完走後に「マラソンは初めてだったが楽しかった。いいイベントだと思う」と話した。

 ティラワSEZは、2015年に開業した工業団地で現在、トヨタ自動車など100社を超える企業が進出している。ただ、急速な開発による道路工事や土地問題などが地域社会に影響を与えているほか、新設の工場での勤務に不慣れな労働者も少なくない。そんな中、スポーツイベントで地域や労働者の交流を図る狙いとみられる。

 ミャンマーでは経済発展とともに国民の健康意識が高まり、フィットネスジムなどのスポーツ関連施設が増えている。マラソン大会もここ数年盛んで、地元財閥やスポーツ飲料メーカーなどが大会を主催している。
【取材・執筆:北角裕樹】