ミャンマーに新しい社会派映画祭 収監中の映画監督の思いを継ぐ フリーダム映画祭が7月開催

ミャンマーに新しい社会派映画祭 収監中の映画監督の思いを継ぐ フリーダム映画祭が7月開催

新しい映画祭の発表式典で意義を強調するチェインリンシ氏(ヤンゴン、撮影:北角裕樹)

 2020年1月10日、ミャンマーの新しい映画祭となる「フリーダム映画祭ミャンマー」の開催発表会が開かれた。平和や少数民族問題、表現の自由など社会問題を切り込んだ作品を募集し、7月に映画祭を開催する予定だ。そのほか、ミャンマーの映画製作者向けの資金援助や、ワークショップも行う。

 東南アジアで展開するフリーダム・フィルム・ネットワーク(本部マレーシア)の一環として開催する。主催する「チェンジMM」のチェイリンシ氏は、映画監督として2017年まで開催された「人権と人間の尊厳映画祭」に参加していた。しかし、同映画祭を主催していた映画監督のミンティンココジー氏が2019年に国軍を批判したとして逮捕、有罪判決を受けて現在収監中だ。こうしたことから、チェインリンシ氏は同映画祭のように「平和や正義を促進する映画祭をつくりたい」という。

 ミャンマーでは、今年で10回目となるワッタン映画祭のほか、2019年に誕生したワンステップ・フィルム・フォーラムなどの映画祭がある。いずれも人権や社会問題に焦点を当てる社会派の色彩が強い。
【取材/執筆:北角裕樹】

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