【ミャンマー】幻の日緬合作映画が復活上映 1935年制作「日本の娘」がデジタル復元

【ミャンマー】幻の日緬合作映画が復活上映 1935年制作「日本の娘」がデジタル復元

日本古典映画祭では、日本の娘の復元について説明があった(ヤンゴン、撮影:北角裕樹)

 2020年3月6日、1935年制作の日緬合作映画「日本の娘」が日本の国立フィルムアーカイブなどによってデジタル復元され、ヤンゴンの「日本古典映画祭」で上映された。日本の娘は、ミャンマー人の兄弟が東京―ヤンゴン間の無着陸飛行に挑戦するストーリー。英領ビルマの映画監督ニープー氏が日本に渡って監督・主演している。

 同日には、復元した映像の引き渡し式も行われた。監督のニープー氏は撮影中に出会った日本女性と結婚してヤンゴンに女性を連れ帰っており、2人の孫にあたる男性らが登壇した。日本の娘は同映画祭の期間中に2回上映し、8日には、日本の文化庁や国立フィルムアーカイブ、イマジカラボが協力して行なった修復プロジェクトについてのドキュメンタリー映像も上映された。

 日本の娘では、戦前の日本の女性の和服姿や歌や音楽のほか、東京駅や箱根など当時の様子がモノクロ映像と音声で描写されている。コミカルな場面やアクションシーンも登場する。戦前のビルマで上映された当時は、ミャンマーでは音声つきの映画が登場して間もないころだったこともあり、多くのビルマ人が映画館に詰めかけたという。
【取材/執筆:北角裕樹】

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