ミャンマー株の外国人解禁、20日の取引スタート絶望的 中銀通達遅れ口座間に合わず

ミャンマー株の外国人解禁、20日の取引スタート絶望的 中銀通達遅れ口座間に合わず

ヤンゴン証券取引所は記者会見で外国人取引の解禁を説明(ヤンゴン、撮影:北角裕樹)

 2020年3月18日、外国人による売買の解禁が20日に予定されているヤンゴン証券取引所について、外国人による実際の取引が20日に始まることが絶望的であることがわかった。中央銀行の通達が遅れていることなどが原因で、外国人の証券口座の開設が間に合わないという。制度的には20日に外国人による取引が解禁されるものの、証券口座を持つ外国人はいないため、実際には外国人による取引は行われない見通しだ。

 ミャンマー株はこれまで外国人の取引が認められていなかったが、ミャンマー証券取引委員会は20日から外国人と外国法人の取引を解禁。13日にはヤンゴン証券取引所が記者会見して制度の詳細を発表していた。ただ、外国人がミャンマーで証券口座を開設するためには、ミャンマーの銀行に専用の口座を開設することが義務付けられている。この専用の銀行口座の開設手続きに関する中央銀行の通達が遅れているため、手続きを進めることができないという。こうした経緯から外国人の口座開設が初日の20日に間に合わず、外国人による取引が行われない公算が高い。

 ヤンゴン証券取引所は、日本の大和証券グループや日本取引所グループが参画して設立され、2016年に取引を開始。外国人の参入で市場が活性化することが期待されている。
【取材/執筆:北角裕樹】

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