外交チーム「主役」総入れ替え=ヘイリー大使、年内で辞任−米政権

外交チーム「主役」総入れ替え=ヘイリー大使、年内で辞任−米政権

トランプ米大統領(左)とヘイリー米国連大使=9月26日、ニューヨーク(EPA時事)

 【ワシントン時事】トランプ米政権では今年に入り、ティラーソン前国務長官、マクマスター前大統領補佐官(国家安全保障担当)が相次いで交代した。ヘイリー国連大使の年内の辞任で政権の外交チームは、トランプ大統領就任から2年を待たず「主役級」が入れ替わることになる。

 3月に解任されたティラーソン氏は、北朝鮮政策などをめぐりトランプ氏とのあつれきが表面化していた。マクマスター氏は「説教くさいスタイルと秩序優先」の姿勢が、トランプ氏や同氏側近から煙たがられたと言われる。

 ヘイリー氏は、物議を醸すことも多いトランプ政権の外交政策について、国連の場で擁護する役割を担っていた。ティラーソン氏らと異なりトランプ氏との確執は伝えられず、関係は良好とみられていた。突然の辞任に意外感を覚える関係者も少なくない。米紙ワシントン・ポスト(電子版)も「ホワイトハウス当局者の多くに、ヘイリー氏の辞任は驚きをもって受け止められた」と伝えた。

 ただ、マクマスター氏の後任となったボルトン補佐官(国家安保担当)は元国連大使だが、かつて「閣僚級の国連大使は不要」と唱えていた。補佐官就任後はヘイリー氏と協力関係にあったとされるが、マクマスター氏と比べ国連に積極的に関与するようになり、相対的にヘイリー氏の存在感が低下するのは避けられないと予想する見方も出ていた。 【時事通信社】