冬季五輪北京開催変更促す=中国の人権状況悪化報告−米議会

冬季五輪北京開催変更促す=中国の人権状況悪化報告−米議会

米共和党のルビオ上院議員=4月14日、リマ(AFP時事)

 【ワシントン時事】中国の人権問題などを調査している米連邦議会議員らの超党派委員会は10日、中国で人権状況が悪化し、当局による少数民族抑圧や社会統制の強化が進んでいるとする年次報告を公表した。委員会の共同委員長はこれに合わせ、北京で予定される2022年の冬季五輪について、開催地変更を国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長に促した。

 米中が貿易問題で対立する中、トランプ政権はこのところ外交・軍事分野でも対中強硬姿勢を強めている。報告書は、中国への圧力強化を求める声が、議会でも高まっていることを示した。

 報告書は、中国の新疆ウイグル自治区で「前例のない少数民族抑圧」が行われているほか、社会、宗教、企業活動に対する当局の統制が大幅に強化されていると指摘。中国共産党の中央統一戦線工作部が影響力を行使し、思想や政策に関する潜在的反抗を抑え込んでいると指弾した。 【時事通信社】