海外メディアも小林氏解任を速報=「日本SNSで動画拡散」

海外メディアも小林氏解任を速報=「日本SNSで動画拡散」

小林賢太郎氏=Tokyo2020提供(EPA時事)

 海外メディアは22日、東京五輪開閉会式のショーディレクター、小林賢太郎氏がナチス・ドイツのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)をやゆした過去の発言で解任されたことを速報した。相次ぐスキャンダルに、開会式の「成功」を疑問視する見方が出ている。

 ロイター通信は、組織委員会の橋本聖子会長が解任を発表する中で「開会式をどのように行うか検討中」と述べたと紹介。また、2016年のリオデジャネイロ五輪時に「スーパーマリオ」の姿でPRに努めた安倍晋三前首相でさえ、23日の開会式出席を見送ると報道を引用して伝えた。

 AFP通信は、新型コロナウイルス流行で1年延期された東京五輪にとって解任劇は「新たな打撃」になると指摘。開会式の音楽担当だったミュージシャン、小山田圭吾氏も過去のいじめ発言で19日に辞任したばかりだと振り返った。

 コロナ禍で日本国民が複雑な心境で五輪を迎えることは海外でも知られている。これを背景に、英紙インディペンデント(電子版)は「テレビで1990年代に放映されたコントの動画が日本のソーシャルメディアで21日に拡散し、小林氏の辞任を求める声が強まった」と説明した。 【時事通信社】