メルケル氏、脱原発「正しかった」=洪水で気候変動注目も

 【ベルリン時事】ドイツのメルケル首相は22日の記者会見で、2011年の東京電力福島第1原発事故を受けて決定した22年末までの脱原発政策について、「正しかった」と断言した。

 ドイツでは今月発生した記録的豪雨による洪水で、異常気象の原因とされる気候変動への対策に注目が一段と高まっている。それでも、発電時に二酸化炭素(CO2)を排出しない原発の廃止は間違っていなかったとの認識を改めて示した形だ。

 メルケル氏は「さいは投げられた」と述べ、後戻りできない決定事項だと強調。原発は持続可能なエネルギーでなく、今後の政府が覆すこともないと語った。一方で気候変動対策全体については、「現状の勢いでは足りず、加速が必要だ」と訴えた。 【時事通信社】