軍艦島の説明「強い遺憾」採択=朝鮮人労働者めぐり不十分―ユネスコ

軍艦島の説明「強い遺憾」採択=朝鮮人労働者めぐり不十分―ユネスコ

軍艦島の通称で知られる端島=2013年10月、長崎市

 【ナポリ(伊)時事】国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は22日、世界文化遺産に登録されている長崎県の端島(通称軍艦島)など「明治日本の産業革命遺産」に関し、朝鮮半島出身の労働者に関する説明が不十分だとして「強い遺憾」を明記し、改善を求める決議案を採択した。

 日本政府はこれにより、東京都に昨年開設した産業遺産情報センターの展示内容の見直しを迫られることになる。

 同遺産をめぐっては、韓国が2015年に朝鮮半島出身者が強制的に労働させられていた事実を主張して登録に反対。日本側はこれを受けて、当時の状況を説明する情報センターの設置を約束し、韓国も登録を了承した経緯がある。

 世界遺産の決議は、日本がこうした決定を「十分には実施していない」と指摘。「意思に反して連れて来られ、厳しい環境下で働かされた多くの朝鮮半島出身者らがいたことや、日本政府の徴用政策について理解できるような措置」の実施を十分考慮した上で、来年12月1日までに報告書を提出するよう求めた。 【時事通信社】