香港長官、中国副首相と6日会談=デモへ「強硬対処」指示か

 【香港時事】香港政府は4日までに、中国本土を訪問中の林鄭月娥行政長官が、香港政策を担当する韓正副首相と北京で6日に会談すると発表した。大規模デモが頻発するようになった6月以降、2人が公式に会うのは初めて。

 中国共産党は、重要会議である第19期中央委員会第4回総会(4中総会)を終えたばかり。今回の会談では、香港情勢に関する中国側の見解や今後の方針を、韓副首相が林鄭長官に直接伝えるとみられる。香港メディアは、長官がデモへのさらなる強硬な対処を迫られるとの見通しを報じた。

 4中総会では「行政長官の任免制度を改善」する方針も示されており、林鄭長官の進退に影響する可能性もある。

 香港情勢に詳しい遊川和郎亜細亜大教授は「中国政府にとって、林鄭長官が残り2年以上の任期を通して(政府に)忠誠を尽くせるかどうかも不安要因」と指摘。「中国側は長官の辞任で普通選挙要求に発展する事態は避けたいので、選挙につながらない形での後任選出方法を模索するのではないか」と予想した。 【時事通信社】