イラン各地で反米集会=大使館占拠40年

イラン米大使館占拠から40年

 【カイロ時事】イランの首都テヘランにあった米大使館が学生らに占拠された事件から40年を迎えた4日、イラン各地で反米集会が行われた。イランを敵視するトランプ米大統領がイラン核合意から一方的に離脱し、制裁や締め付け強化で両国関係が緊張を増す中、旧米大使館前の通りでは市民が米国旗を燃やすなどして抵抗を呼び掛けた。

 演説した軍高官は「米国は毒を持つサソリのように敵対行為を続けるだろうが、われわれは粉砕する」と反米路線の堅持を訴えた。最高指導者ハメネイ師も3日の演説で「米国は『最大限の圧力』政策が正しいと証明したがっている」と主張、米国との交渉に反対する立場を改めて強調した。

 イランでは1979年のイスラム革命で、親欧米路線で近代化を進めていたパーレビ王制が倒された。同年11月には学生らが米大使館に侵入し、米外交官らを人質にして440日以上も占拠。80年4月にイランと米国は外交関係を断絶した。 【時事通信社】