「和解の礼拝堂」で祈り=ベルリン壁崩壊、9日で30年

「和解の礼拝堂」で祈り=ベルリン壁崩壊、9日で30年

ベルリンの壁崩壊から30年の記念イベントの準備作業が行われるブランデンブルク門前=1日(dpa時事)

 【ベルリン時事】ベルリンの壁が崩壊してから、9日で30年が経過する。同日にベルリンで行われる式典では、ドイツのメルケル首相らが東西ベルリンのはざまの「和解の礼拝堂」で市民とともに平和の祈りをささげるほか、夜にはブランデンブルク門前でショーやコンサートが行われる。

 1894年建設の礼拝堂は第2次世界大戦後、東西ベルリンの国境の間に立地していたため、立ち入りが不可能だった。1985年に東独政府に爆破されたが、東西ドイツ統一後の2000年に再建され、東西和解の象徴的な場所となっている。

 主催者が「光のパフォーマンス」とするブランデンブルク門でのショーは、ベルリン国立歌劇場管弦楽団が演奏するベートーベン交響曲第5番やアーティストのパフォーマンスに合わせ、当時の記録映像などを大型スクリーンに映し出す。

 外国からは、旧共産圏のポーランドなど東欧4カ国の大統領らが参加するにとどまる。20周年式典では当時のサルコジ仏大統領、ロシアのメドベージェフ大統領、ブラウン英首相、クリントン米国務長官といった顔触れがそろったのとは対照的だ。ポンペオ米国務長官は8日までドイツに滞在予定だが、9日の式典には参加しない。 【時事通信社】