豪、対スパイで「特命班」=中国念頭に対応強化

 【シドニー時事】オーストラリアのモリソン首相は2日、外国人スパイによる工作活動などへの対応を強化するため「特命班」を設置すると発表した。中国などを念頭に、国益を害する行為を断ち切る狙いがある。

 豪州では最近、同国などでスパイ活動を行ったと告白した中国人が亡命を求めたり、中国が連邦議会にスパイを議員として送り込もうとしたりしたと相次いで報じられた。

 特命班は情報機関「豪保安情報機構(ASIO)」幹部が指揮し、連邦警察の捜査員や軍の機関などの担当者が加わる。情報を収集して分析する能力のほか、各機関の協力を強化することで、モリソン氏は「豪州で外国干渉を発見して追跡、壊滅するための能力が高まる」と強調した。 【時事通信社】