再選のために「米外交転覆」=トランプ氏弾劾訴追へ報告書―ウクライナ疑惑で下院委

再選のために「米外交転覆」=トランプ氏弾劾訴追へ報告書―ウクライナ疑惑で下院委

トランプ米大統領=11月26日、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】米下院情報特別委員会は3日、トランプ大統領のウクライナ疑惑に関する弾劾調査報告書を公表した。「再選キャンペーンのために米国のウクライナ外交を転覆させた」としてトランプ氏の権力乱用を非難。弾劾の必要性を強く示唆する内容で、野党民主党が主導する下院で年内にも史上3人目となる弾劾訴追が現実になる可能性が強まった。

 約300ページの報告書によると、トランプ氏はウクライナのゼレンスキー大統領に対し、来年秋の大統領選で「最も恐れる政敵」バイデン前副大統領に関する捜査開始を宣言するよう要求。ゼレンスキー氏が切望したホワイトハウス会談と軍事支援を見返りとして使い、「米国の利益より個人の政治的利益を優先した」と指摘した。

 また、「大統領の権力乱用と調査妨害の証拠は圧倒的だ」と総括し、トランプ氏の「前例のない調査妨害」も弾劾訴追の根拠とする意向を示唆した。ペンス副大統領やポンペオ国務長官らも、トランプ氏の陰謀を「知っていたか、能動的な参加者だった」とし、政権ぐるみで工作が進められた疑いを強調した。 【時事通信社】