豪森林火災、自衛隊が援助活動=東日本大震災の「恩返し」

豪森林火災で自衛隊の輸送機2機がシドニー郊外に到着 東日本大震災の「恩返し」とも

記事まとめ

  • 豪州の大規模森林火災で国際緊急援助活動を行うため自衛隊のC130H輸送機2機が派遣
  • 火災は東部を中心に約4カ月にわたり続き、北海道の面積を超える森林が焼かれた
  • 今回の森林火災で、豪州が外国の軍事組織などの支援を受け入れたのは日本で4カ国目

豪森林火災、自衛隊が援助活動=東日本大震災の「恩返し」

豪森林火災、自衛隊が援助活動=東日本大震災の「恩返し」

16日、オーストラリア東部シドニー郊外のリッチモンド空軍基地に到着したC130H輸送機の前で握手する豪空軍のカール・ニューマン准将(左)と自衛隊の太田将史1等空佐

 【シドニー時事】オーストラリアを襲っている大規模森林火災で国際緊急援助活動を行うために派遣された自衛隊のC130H輸送機2機が16日、豪東部シドニー郊外にあるリッチモンド空軍基地に到着した。

 火災は東部を中心に約4カ月にわたり続いている。北海道の面積を超える1100万ヘクタール以上の森林が焼かれ、約30人が死亡。コアラなどの動物10億匹が犠牲になった。

 今回の森林火災で、豪州が外国の軍事組織などの支援を受け入れたのは日本で4カ国目。自衛隊が大規模火災で国際援助活動に当たるのは初めてとなる。隊員ら約70人は準備が整い次第、支援物資や消火活動に従事する人員の輸送を開始する。

 国際緊急援助空輸隊司令の太田将史1等空佐は記者団に対し「被災した方々の心に寄り添えるような支援ができれば」と強調。東日本大震災の際に豪州が支援のために空軍輸送機を派遣したことも振り返り、「恩返しをするという意味でも全力を傾注して任務を遂行したい」と述べた。

 豪空軍のカール・ニューマン准将は「支援が必要なあらゆる所で任務を行ってもらう」と期待を込めた。 【時事通信社】