米、核実験再開を検討か=政権内でも賛否―主要紙報道

米国が核実験再開を検討か

 【ワシントン時事】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は22日、トランプ米政権が爆発を伴う核実験再開の是非を検討していたと報じた。ただ、政権内にも強固な反対意見があり、結論は持ち越されたとみられる。

 核実験再開は15日に開かれた安全保障関係の会合で議題に上った。政権高官は、米国が「迅速に実験を行える」と示すことは、中国とロシアを含む核軍縮体制構築に向けた交渉で米国に有利に働く可能性があると指摘。ただ、国家核安全保障局(NNSA)の幹部が異論を唱えたという。

 会合では核実験再開で合意に達しなかったとみられるが、高官は「今後も議論は続けられる」と語った。

 米国は1992年9月以降、爆発を伴う核実験を自粛している。ただ、トランプ政権が2018年2月に公表した「核態勢の見直し」(NPR)は「地政学的問題が生じた時に備えて核実験を再開できる態勢を維持する」と明記。実験再開に含みを持たせている。 【時事通信社】