温室ガス削減「30年に55%」=経済再建策で重点投資―欧州委員長

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長は16日、ブリュッセルの欧州議会で施政方針演説を行い、EUの2030年の温室効果ガス排出量の削減目標(1990年比)を現行の40%減から55%減に引き上げることを提案すると正式に表明した。

 50年までに域内の排出量を「実質ゼロ」にする目標の実現につなげる。フォンデアライエン氏は「われわれの経済や産業は成し遂げられる」と強調。達成に向けて、7月に合意した新型コロナウイルス禍からのEUの経済再建策7500億ユーロ(約94兆円)のうち37%を気候変動対策に投入する。域内の水素エネルギー活用を拡大する「欧州水素バレー」構想も打ち出した。 【時事通信社】