ナゴルノ紛争でクリミア返還に希望=ウクライナ新駐日大使が会見

ナゴルノ紛争でクリミア返還に希望=ウクライナ新駐日大使が会見

日本記者クラブで会見するウクライナのコルスンスキー新駐日大使=30日午後、東京都千代田区

 ウクライナのコルスンスキー新駐日大使は30日、東京都内の日本記者クラブで会見し、ナゴルノカラバフ紛争でアゼルバイジャンがアルメニアから占領地を取り戻したことを歓迎した。「領土一体性の回復は重要。(ロシアに併合されたウクライナ南部)クリミア半島の返還への希望がさらに大きくなった」と述べた。

 ただ、ウクライナ東部の紛争も含め、問題は軍事的手段ではなく外交交渉で解決すべきだとの認識を示した。

 2014年のクリミア併合時に駐トルコ大使だったコルスンスキー氏は、ウクライナがトルコとドローンを共同開発していることに触れ、「軍事協力の継続・拡大を期待している」と語った。トルコ製ドローンは、ナゴルノカラバフ紛争でアゼルバイジャンが使用して事実上の勝利につなげたほか、ウクライナも配備計画を持ち、ロシアが警戒している。

 コルスンスキー氏は今年4月駐日大使に任命されたが、新型コロナウイルスの影響で着任が10月に遅れた。来日後に開設したツイッターに、権力の象徴であるこん棒を手にした写真を掲載。4万件以上の「いいね」が押されて話題となった。 【時事通信社】