中国がジブチの後方支援基地に巨大な地下施設を建設 軍事使用目的か

【新唐人2017年8月4日】
中国が後方支援基地と称するアフリカのジブチ共和国に建設した基地に、2万3千平方メートルの地下施設が建設されていることが、明らかになりました。この大規模な地下施設は武器を隠しておくためと見られます。中国はこれまで海外に軍事基地を建設しないと述べてきました。

CNNの報道によると、民間シンクタンク・ストラフォーと衛星画像分析会社オールソース・アナリシスが提供した2枚の画像を放送し、中国がアフリカのジブチ共和国に建設した基地は三段階のセキュリティーガードを備え、厳重な警備が敷かれていると報じました。

ストラフォーは、この基地には約2万3000平方メートルの地下施設があり、外部に知られたくない活動を行うためのもので、重要な輸送手段や設備を保管することもできると分析しています。

また、中国国防部はこの基地は中国軍が海賊対策を行うために利用し、現地に平和と安全をもたらし、人道援助を提供するためのものと説明していますが、7月4日に撮影された画像で、この基地には桟橋も建設されていないことが分かりました。

世界防衛雑誌編集長 陳国銘氏:「賞味期限のある食糧や支援物資を保管するには2万3000平方メートルという規模は大きすぎます。軍事の常識からすれば、弾薬や燃料の保管場所でしょう。」

ジブチ共和国は地中海、アジア、アフリカ、ヨーロッパが交差する重要な地帯に位置し、大西洋、インド洋、紅海へ通じ、オーストラリアを経て太平洋にも通じます。過去にはアメリカ、日本、フランス、イギリスも軍を駐留させてきました。

中国軍は7月11日、ジブチに軍を駐留させると発表しました。これは中国にとって初めての海外の軍事基地です。

時事評論家 陳明慧氏:「この位置は非常に重要です。世界のエネルギーの大半は中東地域に頼っており、軍事、政治、経済各方面で非常に重大な意味を持ちます。中国がここに軍事基地を建設したことが、たとえ国際法に違反せず、他国の利益を脅かすものでないとしても、一部の少数の権力者によってコントロールされている中国のような国は、ほとんどの人が知らないうちに何でも決定されてしまいます。国民には知る権利も政治に参加する権利もありません。」

ジブチの基地について、中国はこれまで一貫して軍事基地ではなく後続支援基地で、航海の保護や人道支援などの国際的な義務を履行するのが目的だと主張してきました。

だが、西側諸国は、これは中国の軍事拡張の第一歩と見ています。「ボイス・オブ・アメリカ」の報道によると、インドは対抗措置を採ることを考えているといいます。

世界防衛雑誌編集長の陳国銘(ちん こくめい)氏はインドは脅威を感じており、このためロシアから武器を購入したと指摘します。

これまで多くの国がジブチに軍を駐留させてきましたが、どれも平和裏に行われてきました。それが今回中国の初めての軍事基地になるということが、どうしてこれほどの反撥を招いたのでしょうか。

時事評論家 陳明慧氏:「他国は民主国家で人権を至上のものとする自由国家です。その政策決定や実施過程はすべて透明であり、軍国主義に陥ることはなく、侵略戦争を発動することもありません。アメリカは過去長年にわたってシリアやイラク、アフガニスタンで、戦争が終わる度に軍を撤退させ、他国の資源や土地、石油を独占することはありませんでした。」

時事評論家の陳明慧(ちん めいけい)氏は、中国の現行の政治体制が不健全であるため、外国の不安を招いていると指摘します。

時事評論家 陳明慧氏:「中国は違います。非常に多くの不確定で不安定な要素を抱えており、そのために今後、国際政治や国際関係に大きな影響を与える可能性があります。そのため世界各国は脅威を感じ、中国の動向に注目しているのです。」

陳明慧氏は、中国の最大の目的は専制政治による統治の安定を維持することであり、国際的にはそれほど大きな野心はないと指摘しつつも、国内の危機を解決するために常軌を逸脱した行動に出て、国際紛争を引き起こす可能性もあり、さらには軍国主義路線を歩む可能性もあると述べました。

新唐人テレビがお伝えしました。


(翻訳/白白 ナレーション/佐藤 映像編集/李)