中国のニューバランス模造品製造者に最高額150万ドルの賠償命令

【新唐人2017年8月28日】
アメリカの有名スポーツブランド、ニューバランスの商品を模造、販売していた中国企業に対し、150万ドルの賠償金の支払いが命じられました。

アメリカで二番目に大きいスポーツブランド、ニューバランスのロゴは斜めの「N」です。

あなたは、この2枚の写真の違いが分かりますか。

左が本物のニューバランスの商品で、右が中国企業が製造したニューブームという商品です。

8月18日、中国蘇州の裁判所は、ニューブームの製造業者や販売業者ら3社に対し、ニューバランスの商標権を侵害して消費者を混乱させ、その市場を不当に奪いブランドイメージを傷つけたとする一審判決を言い渡しました。

ニューバランスは150万ドルの賠償金を勝ち取りました。これは中国で外国企業が商標権侵害裁判で勝ち取った最高額です。

これまで中国の裁判所は、商標権侵害を巡る裁判で中国企業を保護する傾向にありました。ナイキのトップバスケ選手モデルのスニーカー、エア・ジョーダンの商標権侵害裁判では、製造元は連戦連敗でした。

今回の判決は、アメリカ政府が通商法301条を発動し、中国企業による知的財産権の侵害に対する調査を開始したことを受けてのものと見られます。

アメリカの圧力が中国の司法を変えたことに注目が集まっています。

米サウスカロライナ大学教授 謝田氏:「301条は前にも発動いましたが、民主党政権は米国債を中国に買ってもらうため、中国の脅迫に屈して、アメリカ企業の知的財産権を本気で保護してきませんでした。貿易赤字を削減することを貿易政策の目的とするトランプ大統領は、中国依存の考えは持っておらず、中国による知的財産権侵害の問題を解決したいと望んでいます。この問題は今後解決が見込まれるでしょう。」

これまで中国政府が知的財産権の問題を軽視してきたため、外国企業が被害を被るほか、中国企業同士でも裁判沙汰が増え、企業の創造性を奪ってきました。

今、中国は従来の低賃金労働に頼った大量生産型産業から、創造性のある新しい産業へと、経済モデルを変えようとしています。

2014年、中国政府は商標権侵害の賠償金の上限を7万5000ドルから45万ドルに引き上げたため、今回のニューバランス裁判では最高額の賠償判決が下されました。

政治評論家 馬杰森氏:「中国は経済モデルの転換を繰り返し主張しています。産業を向上させ転換させるという目標を掲げている今、知的財産権の問題を避けては通れません。」

ですが、中国がどれだけ知的財産権を保護し、国際水準に達することができるかどうかは、今後注目してゆかなければなりません。なぜならこの問題は司法が独立できるか、金銭至上主義の国民のモラルが改善されるかにかかっているからです。

中国がどれだけ知的財産権を保護できるかは、これらの問題にかかっています。

新唐人テレビがお伝えしました。                

(翻訳/白白 映像編集/李)