誘拐された子供に偽の出生証明書と戸籍 病院と警察が関与【禁聞】

【新唐人2016年9月30日】
中国では毎年20万人の子供が誘拐され売られています。このほど、誘拐撲滅のため活動している国内の活動家が、子供の誘拐に正規の医療機関が関わっていることを告発しました。告発によると、医療機関が作成した新生児の出生証明書が闇マーケットで高値で取引されており、身元不明の子供の戸籍を取得しているとのことです。また、医療機関だけでなく、本来取り締まるべき警察当局も、誘拐された子供の戸籍の闇取引に関与していると告発しています。河南テレビが23日に報道しました。

告発を行ったのは、民間のボランティア活動家で、闇取引マーケットに1年間潜伏し調査を行っていました。その間、「闇取引マーケットのブローカー」を通じて正規の医療機関が、作成した出生証明書を高値で販売し、600人以上の身元不明の子供の戸籍取得に貢献していたことを発見しました。

出生証明書を購入したのはみな福建省の家庭で、販売した医療機関は中国各地の人民病院や婦幼保健院、衛生院などでした。

福建省福清市劉下村の?章望の子供、?芸萱は2008年11月15日に生まれたと言います。?章望は子供のために買った出生証明書の原本を見せてくれましたが、証明書を発行したのは鄭州市のある婦幼保健院で、印鑑が押してあります。

?章望は、証明書を受け取った後、現地の派出所へ行き、子供の戸籍を登録し、その後証明書を斡旋した人物に金銭を支払ったと言います。ですが、誰から出生証明書を買ったのかは話したがりませんでした。

報道によると、子供の出生証明書を買った現地の家庭数十家庭が支払った金額は、数千元から数万元とばらつきがありました。出生証明書を専門に扱うブローカーによれば、正規の病院が作成した出生証明書の価格は5万元から10万元で、多くの人間が利益を得ていると言います。

子供が欲しくても恵まれない家庭にとっては、金を払えば望みを叶えられることかもしれませんが、子供を失った親にとっては耐えがたい苦しみです。

陜西省浦城県の伍興虎は1歳の息子が2008年に誘拐団に誘拐されたきり戻って来ません。長い間息子を探し続けるうちに、社会に隠された利益集団の存在に気づきました。

伍興虎さん:「子供を買えば病院が出生証明書を書いてくれ、派出所に行けば戸籍を登録できる。警察に賄賂をやれば、いくらでも戸籍を取得できる。病院に行って7千元か8千元払えば、出生証明書を発行してくれる。」

病院だけではなく、地方の警察当局も出生証明書の売買で利益を得ていることが明らかになっています。

『鳳凰週刊』が2015年7月に報道したところによると、闇ブローカーと地方警察が結託して、誘拐してきた子供に戸籍を取得させるのは新しい犯罪行為として定着していると言います。たとえば山東省で逮捕された闇ブローカーは、黒竜江省尚志市のある派出所の所長に、子供を買った夫婦の戸籍謄本と身分証明書と子供の出生日時、氏名と2万元を渡せば、合法的に戸籍を取得できると白状しています。

警察が誘拐された子供の戸籍取得に関わっているのでは、子供を誘拐された親は頼るところがありません。戸籍が変わってしまえば、本当の親は永遠に我が子を見つけられないかもしれません。

陜西省咸陽市の?正光は、当時2歳だった息子の?夢卓が2009年1月13日に家の玄関前から何者かに抱きかかえられて連れ去られた際、警察に通報したけれども警察は何もしなかったと話しています。

陜西省咸陽市の?正光さん:「5分後には県の公安局の刑警大隊に通報しましたが、今にいたるまで何の手がかりも掴んでいません。公安は私たちに、『時間がないのさ。お宅には一大事だろうけど、国家にとっては大事ではないからね』と言いました。」

報道によれば、中国では毎年失踪している子供は20万人以上に達していますが、犯罪が検挙され親元に戻ってきた子供は200人に満たないといいます。

中国メディアの報道によれば、貧しく発展が遅れている雲南省の村では、7割に上る村民が子供の誘拐犯罪行為に従事しているといいます。彼らは白昼堂々と親を殴って子供を奪い、福建省などに売り飛ばしていると報じられています。

誘拐された子供は、運がよければ貰われ子になって育ててもらえますが、中には途中で飢えや寒さにより死んでしまう子供も多くいます。そのほか、職業乞食集団に買われて手足を切られ、路上に放り出されて乞食として金を稼ぐよう強要される子供もいます。

新唐人テレビがお伝えしました。

(翻訳/白白 ナレーター/淳萌 映像編集/李)