公文書で第2子出産を呼びかけ 反論を招く【禁聞】

【新唐人2016年10月11日】
湖北省の宜昌市は、かつて「一人っ子」政策が最も厳しく実施された都市のひとつです。しかし、最近、宜昌市政府は、公文書で『公務員については率先して第2子を出産するよう呼びかける』という公開状を出し、一夜の内に世間の注目する焦点となりました。ネット上には、この36年前の内容とまったく相反する公開状に対する酷評が殺到しました。

湖北省の宜昌市衛生計画委員会など8部門は、9月18日、共同で宜昌市の市直属機関、国家機関のすべての共産党員、共産主義青年団員に公文書の公開状を出し、第2子を出産するメリットと一人っ子のリスクについて、力強く宣伝しました。同時に、これらの党員、団員らに率先して第2子を出産し、かつ「宣伝係」にならなければならず、責任を持って、計画的に2人目の子を出産するように大衆を導くよう要求しました。

この公開状が掲載されてから、まだ対応できてないうちに世論の一辺倒な反対を招きました。

「私たちは人間だ、人形とか、道具ではない」、「子供を産むのも、産まないのも管理しようとしている」、「不動産が売れないから、子供を産めと言っても、もう遅い」、「産めても、庶民には育てられない」などなどの非難、不平をこぼす言葉がネット上で次から次へと表れました。

公開状はまた、皆が第2子を出産しなければ、「極めて大きなリスクと危害」をもたらす、「直接的な結果として、ひとりっ子家庭のリスクが激化し、人口の老齢化、労働力資源の不足、都市化の遅れ、更に労働生産率と都市の総合競争力が影響をうける」と強調しました。

中国のメディアは、宜昌市衛生計画委員会幹部の言い方を引用して、宜昌市が公開状を発信したヒントは、1980年の中共が計画生育を遂行するため、全国に向けて発信し、党・団員が率先して子供をひとりだけ産むよう呼びかけた公開状から来ているといいます。

皮肉にも、2通の公開状は、形式は非常に似ていますが、内容が全く相反するもので、一通は第2子を出産しないように、もう一通は第2子を出産するように呼びかけています。

中国のメディアは、9月21日の夜、非難されている公開状はすでに宜昌市衛生計画委員会のオフィシャルサイトから姿を消したが、ネット上の非難は依然として続いていると報道しました。


(翻訳/廉 映像編集/李)