中国高齢化社会が加速化 独居高齢者が約1億人

【新唐人2016年10月13日】
中国老齢工作委員会弁公室が9日に発表した「第4回中国高齢者の生活に関する調査結果」で、中国では高齢化が急速に進んでおり、世話をする子供がいない「独居高齢者」が高齢者全体の51・3%を占めていることが分かりました。

以前発表された「中国養老産業白書」では、2015年末までの60歳以上の高齢者は総人口の16・1%に相当する2億2200万人に達し、一人暮らしの高齢者は約1億人に上ると報告されました。

国際社会では、60歳以上が人口の10%を超えた場合、高齢化社会であると定義されます。

中国に高齢化社会が出現したのは、政府の計画出産政策がもたらした結果であり、とくに農村における独居高齢者の問題はさまざまな面に影響を及ぼしていると専門家は分析しています。

経済評論家・ジェイソン博士:「中国の農村では人口の流失という問題が起きている一方で、一人っ子同士の結婚により、片方の家の親は面倒を見てもらえなくなるという問題が起きています。さらに、多くの若者が都市部に働きに出ています。このため、農村における独居高齢者は70%を超えていると考えられます。」

フリージャーナリストの張建平氏は、中国の農村に住む高齢者には基本的な社会保険がなく、病気にかかれば死を待つしかない状態だと指摘しています。

フリージャーナリスト・張建平氏:「中国の農民は一生田を耕して暮らすしかありません。そして老いた時には、面倒を見てくれる子もそばにはいないため、最終的に自殺を選ぶ高齢者もいます。これが、この国では当たり前の光景です。」

中国社会科学基金が行った調査では、中国農村部で生活を苦に高齢者が自殺するケースが相次いでいることが明らかになっています。農村の高齢者は、「農薬服毒自殺、首つり自殺、入水自殺」の3つの手段があると自嘲しています。

新唐人テレビがお伝えしました。

(翻訳/白白 ナレーター/根本 映像編集/李)