中国国務院台湾事務弁公室主任が年内に更迭か?

【新唐人2016年10月14日】
台湾の蔡英文総統は10月10日、国慶節記念式典で談話を発表し、北京当局は中華民国の存在を認め、対話に向き合うよう求めました。これについて、専門家は、蔡英文総統が北京に対して卑屈になることなく、対等な立場で平和的な対話を呼びかけたと評価しています。一方、中国国務院台湾事務弁公室は蔡英文総統に対する強硬姿勢を崩していないものの、年内に同弁公室主任の張志軍(ちょう しぐん)が更迭されるのではないかと噂されています。

蔡英文・中華民国総統:「両岸の平和的な発展に寄与し、両岸人民の福祉に寄与するのであれば、どんなことも話し合うことができる。」

蔡英文総統は国慶節の談話で、両岸が逸早く話し合いの席につくよう求める一方、「92年コンセンサス」については触れませんでした。蔡総統は「一貫性があり、予測かつ持続しうる両岸関係を築いてゆく」と述べ、総統就任式で誓った言葉には揺るぎがないこと、中華民国憲法の両岸人民関係条例に依拠すること、1992年に両岸が会談した歴史的事実を尊重することを強調しました。

蔡英文・中華民国総統:「中国大陸当局が中華民国が存在するという事実を直視するよう呼びかける。」

范世平・師範大学中国大陸研究センター主任:「この発言は、もし中華民国を認めないなら『92年コンセンサス』を認めないということであり、『92年コンセンサス』を認めない理由は中国側に責任があるということを意味しています。」

曽建元・中華大学行政管理学科助教授:「中華民国の存在をわざと無視することをやめよ、と中国側に言っているのです。もし存在を認めるのなら、台湾側も互いの立場を考える余地があると。それには譲れない一線があり、その原則の上であれば、話し合いができるという意思表示です。」

ロイター、ブルームバーグ、ABCなど外国メディアも、蔡総統が中国からの嫌がらせや圧力に屈せず、両岸の対話を呼びかけたことについて、高い関心を持って報道しています。蔡英文新政権が発足して4カ月以上経ちますが、その間、中国は台湾に対し強硬姿勢を崩さず、「92年コンセンサス」を認めるよう迫っています。しかし、台湾事務弁公室主任の張志軍が年内にも交替させられるとの報道が飛び交っているほか、香港紙が江沢民派トップ・張徳江の批判報道も行っています。

今年5月20日、蔡英文総統が就任演説を行ったわずか4時間後に、「完全な答案ではない」と噛みついた台湾事務弁公室ですが、6中全会を控え、どのような天変地異が起こるか、注目を集めています。

新唐人テレビがお伝えしました。

(翻訳/白白 ナレーター/佐藤 映像編集/李)