米印首脳会談中に中国軍がインド軍と小競り合い

【新唐人2017年7月1日】
アメリカのトランプ大統領とインドのモディ首相は26日、ホワイトハウスで初の米印首脳会談を行いました。双方は貿易面での協力強化のほか、テロと共に戦うことを誓いしました。一方、インドと中国との間ではいくつかの緊張事態が発生しています。

トランプ大統領:「米印両国が雇用を創出して経済を発展させ、公平な貿易関係を築くことを期待する。米製品に対する貿易の壁を取り除き、対インド貿易赤字を減少させることが重要だ。」

モディ首相:「テロ組織と戦いテロリストの後ろ盾を一掃することは両国にとって重要な協力事項だ。」

トランプ大統領は北朝鮮にも言及しました。

トランプ大統領:「北朝鮮は巨大な問題を引き起こしている。一刻も早い解決が必要だ。」

インドは対北朝鮮制裁に参加しており、トランプ大統領は、米印両国は他国の手本であり、共に脅威に立ち向かうことができると述べました。

トランプ大統領は選挙期間中、米印は最も良い友人になれると述べており、今回の会談における相互の好意的な発言は中国を牽制する意図もあると見られます。

一方、モディ首相の訪米中、中印間でいくつかの緊張事態が発生しています。

印紙『エコノミック・タイムス』26日付は中印両軍が両国国境付近で身体衝突したと報じ、『ヒンダスタン・タイムス』も中国軍がインド軍の塹壕2カ所を破壊したと伝えました。

インド外務省は26日、約50人のインド人巡礼者がチベットへ向かうためナトゥ・ラ峠を通りかかった際、中国の役人に阻止されたと明らかにしました。

また、中国国営メディア『環球時報』は27日、「目に余る中国への態度」とインドを激しく非難しました。

中国民主党全国委員会主席でコロンビア大学政治学博士の王軍濤(おう ぐんとう)氏は、地政学上、中国はインドを南の仮想敵国と見なしてきたとし、相互のいざこざは今に始まったことではないが、今回こうした報道が行われたのには意図があると指摘します。

中国民主党全国委員会主席 王軍濤氏:「中印間の衝突は昔から多いのですが、今回の一連の報道は、インドとアメリカが戦略的な協力関係を築こうとしているのを、中国封じ込めの壁を築こうとしていると見做した中国が、インドを脅かすために報道していると考えられます。」

在米時事評論家 藍述氏:「中国の周辺国は北朝鮮を除けばみんな、民主国家側にくっついています。自国の安全と中国から得られる利益の双方を考慮した上での、一種の取引でもあります。ですが、全体的にはほぼすべての国は西側に近づき、同盟を結んでいます。このため中国は非常に心配しているのです。」

米印両国は世界で一番目、二番目に大きな民主国家です。今回のモディ首相の訪米は国事訪問ではありませんが、トランプ政権で初めてホワイトハウスでの晩餐会の歓待を受けた初めての外国の指導者です。米印関係の改善は今後、中国と北朝鮮問題にどんな影響をもたらすのでしょうか。

新唐人テレビがお伝えしました。                

(翻訳/白白 ナレーター/佐藤 映像編集/李)