湖南省洪水 被害隠蔽の政府に市民が抗議

【新唐人2017年7月7日】
豪雨に見舞われた湖南省寧郷市では、非常に大きな洪水により多大な被害が発生しました。市民は、政府が事前に放流せず、また放流するに当たって知らせなかったことが被害拡大の原因だと非難しています。

7月2日、湖南省寧郷(ねいきょう)市のほぼ全域が洪水で浸水し、断水停電しました。

国営メディアによると、連日の豪雨に見舞われた寧郷市では7月1日、7つの郷と鎮で通信が途絶え、一部で道路が寸断、市内の黄材ダムの水位は過去最高の記録を超えました。

寧郷市の市民は新唐人に対し、1日の夜に洪水が非常に速い勢いで発生すると、あっという間に家の二階まで浸水し、救援のない中、一晩を明かしたと話しました。

寧郷市民の王さん:「非常に大きな洪水があ  っと言う間に来て、冷蔵庫や洗濯機などが流されました。私たちはとても恐ろしい気持ちで、建物のてっぺんにいました。救援を求めて電話をしましたが、誰も電話に出ず、とても恐ろしい一夜を明かしました。」

王さんは、今回の大洪水による災害は人災の要素があると指摘します。

寧郷市民の王さん:「(政府は)7月3日に、新しい建設計画のイベントをやるつもりだったようで、ダムの放流を躊躇し、7月1日になってようやく放流したのです。だから、豪雨という要素のほかに、多くの人が死ぬ大きな災害が引き起こされたのです。」

王さんはさらに、政府が災害の状況を隠蔽し、メディアも捏造報道を行っているため、抗議を行っている市民もいると話します。

寧郷市民の王さん:「沙河市場の人々が政府の無作為に対して横断幕を掲げて抗議しています。テレビはあの夜に起きた災害の様子を報道せず、政府は事実を隠蔽しています。テレビでは、市場が浸水の被害を受け、800人以上が救援に当たった、などと報道していますが、実際には救援の手はほとんどなく、自分たちで何とか救援活動に当たったのです。幹部だとか、制服を来たのが数人やってきて、秩序維持に当たっただけです。」

報道によれば1日午後5時過ぎに、寧郷市場の付近を流れるイ水河の上流が増水して沙河橋を飲み込み、沙河市場へと水が流れ込んだということです。階上に取り残された人々もいました。

沙河市場で働く楊さんは、放流の通知が事前になかったため、大きな損害を蒙ったと話します。

沙河市場に出店している楊さん:「4時20分位に避難するよう通知が来て、4時50分に洪水がきました。約200万元の損失です。洪水が来るのを待って通知するのだから、意味がない。身一つで逃げ出すしかなく、一切持ち出すことはできなかった。沙河市全体の損失は少なくとも10億元はあると思います。」

楊さんは、政府とメディアが結託して事実を隠蔽していると話します。

沙河市場に出店している楊さん:「政府とメディアはヤラセをしています。洪水被害のあった被災地を昨日取材していますが、船を外へ引っ張り出してきて、政府の役人が(それに乗って)救援だと言っている。こういうヤラセを平然とやっているのです。」

寧郷市の劉さんは、洪水の情報を発信した友人が政府にデマを流したと言われたと話します。

寧郷市の劉さん:「政府が危険な状況について私たちに通知もしていませんでした。それなのに、友人が友人グループ内で7月1日に大洪水が起きたと発信しただけで、デマだと役人に言われたそうです。」

寧郷市の出身で現在台湾在住の元インターネット技師の周曙光(しゅうしょこう)さんは、今回の洪水災害に関する190本の動画を38分にまとめて、インターネットで公開しました。政府系メディアが寧郷市の実際の被害状況を報じないため、動画を公開したと話します。

周曙光さん:「現在、現地政府は人員を動員して災害救助と消毒作業に当たっていますが、自分たちの活動を美談に仕立てることも忘れません。このような災難をお祝いごとのように変えて、表彰だの何だのするのが政府のやり方です。心から市民を助けたいなどと思っていません。」

今回の災害で40人から50人が犠牲になったと見積もっていますが、実際の死者と負傷者の数は分かっていません。

新唐人テレビがお伝えしました。               

(翻訳/白白 ナレーター/佐藤 映像編集/李)