治療に不満で医者に切りつけその場で射殺される

【新唐人2017年7月14日】
中国では近年医師への傷害事件が後を絶たず、命を落とすケースも少なくありません。7月11日にも黒竜江省の病院で医師が刃物で切りつけられる事件が発生し、容疑者はその場で警察により射殺されました。

中国メディアによると11日、黒竜江省鶏西市の病院内で、病院に不満を抱く患者の家族が刃物で2人の医療スタッフに切りつけた後、看護師1人を人質に取りましたが、警察に射殺されました。

楊という容疑者はこの病院で治療を受けた母親への治療法に不満を抱き、情緒不安定になって凶行に及んだということです。

近年、中国各地で医師への暴力事件が後を絶たず、中には殺害されるケースも少なくありません。

医療を巡る事件に詳しい東南大学の法学教授、張賛寧(ちょうさんねい)氏は、事件増加の背景には、医療の産業化があると指摘しています。

東南大学法学教授 張賛寧氏:「現在、国から病院への補助金は非常に少なく、経費の90%以上は病院自ら稼がなくてはなりません。そのため医者は投薬や検査を増やしており、医療における倫理は衰退しています。これに伴って、満足いかない治療や、高額な治療費など、医療を巡る問題も激化しています。」

さらに共産党の教育も一因だと指摘します。人々は互いに闘争し合う党教育を幼い頃から受けているため、患者は医師に対して攻撃的になるというのです。

中国社会活動家 胡佳氏:「医者は初めは、病に苦しむ人を救いたいという志を抱いていたと思います。ですが、共産党体制の下で、各種の社会的矛盾が相合わさって、人々はストレスを抱えています。そして病気が思うように治らなかった時、なぜ治せなかったのか、と医者を恨むのです。」

政府の調査報告によると、中国では医療を巡って年間一万件近い事件が発生しており、70%の病院で患者による医療従事者への暴力、或いは脅迫などの事件が発生したことがあるといいます。

新唐人テレビがお伝えしました。               

(翻訳/白白 映像編集/李)