弾圧から2年 人権派弁護士の意思を継ぐ家族と支援者

【新唐人2017年7月15日】
2年前の7月9日、中国で大勢の人権派弁護士が逮捕されましたが、未だ釈放されていない人々がいます。この2年間、法的な支援が得られない中、家族や代理弁護士は事件に対する関心を呼び掛けてきました。

2015年7月9日早朝、著名な人権派弁護士、王宇(おう う)氏が自宅から連行されたのを皮切りに、48時間のうちに数十人に上る人権派弁護士や人権活動家が拘束されました。その後短期間のうちに、公安の摘発の対象は23省にまで拡大しました。

中国の人権派弁護士や人権活動家に対する大規模な摘発は、世界に驚きを与え、「709大逮捕事件」と呼ばれました。

人権派弁護士の支援団体が発表した統計によると、今年7月6日まで、320人の弁護士や法律事務所スタッフ、人権活動家やその家族が取調べや出国禁止、軟禁、監視、逮捕の対象となっているということです。

最高裁判所と最高検察院は今年の「両会」で、事件について、「政権と制度の安全を守るため」の重要な政治業績だったと見なしました。しかし、事件被害者の家族や代理弁護士にとっては苦難の2年間でした。

王全璋弁護士の妻 李文足さん:「この2年間に300回以上告訴を行いました。主人が行方不明となり、消息がわからないことについて、告訴してきましたが、何の結果ももたらされませんでした。」

北京在住弁護士 余文生さん:「私と程海弁護士が王全璋弁護士との面会を求めに行った時、『王全璋の弁護人が来たら即刻隊長に報告すること』と注意書きがしてある資格証明書のコピーを見ました。当局は我々が王全璋弁護士の弁護人であることを知りながら、弁護の権利を剥奪しているのです。」

王全璋( おう ぜんしょう)弁護士はこの2年間、外部と連絡が全く取れません。家族と支援弁護士は人権擁護の活動を続けています。

王全璋弁護士の妻 李文足さん:「私達はあきらめません。このような異常な環境の中でも、最も基本的な人権を求め続けていきます。」

北京在住弁護士 余文生さん:「王全璋弁護士の不屈の意思が我々を励まし、法治への希望を持たせてくれた、と彼に言いたい。独裁政権下にある今の中国では、法治の実現は不可能だと分かっているが、中国が法治国家になるよう我々はこれからも努力していきたい。」

事件から2周年を迎え、著名な人権派弁護士である高智晟(こう ちせい)さんは、次のようなコメントを発表しました。「68年間に亘る共産党独裁の血なまぐさい恐怖の統治を経てなお、中国には大勢の勇気ある抵抗者がいることをこの事件は示している。未来に希望がある。」

新唐人テレビがお伝えしました。               

(翻訳/白白 ナレーター/佐藤 映像編集/李)