金融工作会議に習近平が異例の出席

【新唐人2017年7月19日】
第五回中国全国金融工作会議が7月14、15両日、北京市内で開催されました。首相が主催し講演する過去4回の会議とは異なり、今回は習近平国家主席が出席し講演しました。

中国全国金融工作会議は通常、将来5年間の重大な金融改革問題について協議するもので、中国金融業の方向性を決めるものです。今回会議が開かれたのは五回目です。

中国メディアの報道によると、李克強、兪正声、王岐山、張高麗ら政治局常務委員のほか、習近平国家主席も今回の会議に出席し、重要講話を行ったことに注目が集まりました。

習近平は、金融の安全は国家の安全にとって非常に重要であり、金融が実体経済の血脈であると強調し、金融リスクの発生を防止し、金融監督管理機関が協調するよう求めました。また、新たに国務院金融安定発展委員会を設置し、中央銀行の管理権限を強化して連鎖的な金融リスクの発生を防ぐよう求めました。

中国の金融システムは「一行三会」によって管理されてきましたが、これら機関は協調性に欠けるため、監視に漏れがありました。

評論家は、習近平が今回講演したのは、金融重視の表れであるほか、中国の金融、実体経済、資本市場に大きな問題が起きているからと考えています。

金融投資顧問 鄭志遥氏:「金融、実体経済、資本市場は現在、リスク発生前夜であり、すでに多くの問題が起きています。金融体制改革はもうとっくに失敗しており、大量の国家の金が、関係者によって盗み取られています。まず金融リスクが発生した後、実体経済にも大きな影響を及ぼします。株式市場でも暴落が続いていることも中国経済の危機的状況を物語っています。指数などに何の意味もありません。」

北京東方アグリコンサルタントで新華社経済アナリストの馬文峰氏は、アメリカ経済の回復など外的要因が中国の資金流出を招き、国内では過度に金融の分化が進んだことで分配の不均衡を招いたと指摘します。財団が金融を操作し大量の国家資産を私物化し政治にも干渉するようになったこと、中国経済の実態はメディアの報道ほど楽観できるものではないと指摘しました。

北京東方アグリコンサルタント・新華社経済アナリスト 馬文峰氏:「腐敗や富の分配の不均衡、社会問題など多くの問題が発生しています。金融という手段によって公共の資源が少数の人間の手に奪われていることが一番の問題です。経済の安定維持にはまず金融の安定、社会の公平性の維持が不可欠です。金融は実体経済に資するものでなくてはなりません。政府も長年言い続けてきたことですが、事態は一向に改善されません。だから(習近平が)出てきて、はっぱをかけたわけです。」

習近平はさらに地方政府を名指しして、中央と地方の責任範囲をはっきりさせるよう求め、「地方政府の債権増加を抑え、自らの過ちを反省し、責任の所在を生涯追及すべきだ」と述べました。

専門家は、これは問題のある役人を離職しても責任を負わせることを意味すると共に、地方政府の債権問題が深刻な状態になっていることを示すと見ています。

新唐人テレビがお伝えしました。               

(翻訳/白白 映像編集/李)