中国のペット市場が急成長 2020年には3.4兆円にも

中国のペット市場が急成長 2020年には3.4兆円にも

中国でもペットブーム到来

 中国では2017年に、全世帯数の17%を占める5912万世帯でペットが飼われており、ペット市場は1340億元(約2兆2512億円)に達していることが明らかになった。中国国家統計局の調査結果として、国営の中国中央テレビ局が報じた。

 中国では昨年1年間で1世帯当たりのペット関連の平均支出額は6436元(約10万8000円)で、この支出額のほぼ半分がペットフードやペット用品だった。

 このほか、ペットの医療費が全体の23%で、ペットそのものの購入費が12%、ペットの毛のカットやシャンプー代などの理容費となっている。

 いわば、シャンプーやカットなどのペットのサービス関連費よりも、ペットフードなどのペット関連商品の購入代金の方が3384元(約5万7000円)ほど多かったという。

 ペットといえば、イヌとネコがほとんどだが、ネコよりもイヌに対する消費額の方が1689元(約2万9000円)多かった。これはイヌの方が、手がかかることが関係しているようだ。

 ペットはいわば「家族の一員」となっており、多くの飼い主がペットの健康に気を配っており、中国のペット医療市場は昨年、280億元(約4700億円)にも達している。

 北京の中国農業大学ペット病院は「中国1のペットの総合病院」と呼ばれ、難病治療で評判が高く、「予約がとれない病院」としても知られている。この病院の診察件数は過去5年間で、毎年前年比15%のペースで急増しており、昨年1年間では7万7000件以上に達している。

 ペットの医療費の伸びと比例して、ペットの死亡件数も増加しており、北京、上海など大都市圏では、ペットの墓地も登場し、2000~5000元(約3万3600~8万4000円)で取引されている。中国には現在、ペットが3000万匹おり、毎年そのうちの10%が死ぬとすると、ペット専用の墓地の市場は10億元(約168億円)規模以上となっている。

 中国の経済ニュースサイト「界面」によると、中国内の都市化レベルの生活水準の向上や所得の増加、高齢化の進展などから今後もペット市場は毎年20%以上のペースで伸び続け、2020年には2000億元(約3兆4000億円)に達する見込みだという。

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