「搭乗時間が過ぎたのでダメ」で係員平手打ちし10日拘束

「搭乗時間が過ぎたのでダメ」で係員平手打ちし10日拘束

中国人の搭乗マナーがまた問題に

 中国では空港や航空機内での乗客のマナーの悪さがたびたび話題になる。6月初旬には湖北省の省都・武漢の国際空港で、大学院博士課程修了の女性研究者がチェックインカウンターで、女性地上係員から「搭乗時間が過ぎた」として、パリ行きの旅客機への搭乗を断られ、係員の顔を平手打ちにしたことが分かった。

 この女性は10日間、身柄を拘束され、空港内の留置施設で取り調べを受けて、ブラックリストに名前が記載され、今後、国内・国外便に関わりなく、旅客機への搭乗を拒否されることになる。地元夕刊紙「武漢晩報」(電子版)が伝えた。

 女性研究者は36歳で、これまでパリに留学して博士課程を修了し、武漢の大学で教員として勤務していた。この日は、パリで行われる国際会議に出席するため、夫と子供と一緒に、エールフランス機でパリに向かうことになっていた。

 ところが、この女性は空港内で食事や買い物をしていたため、チェックインカウンターに着いたときには搭乗時間を過ぎていた。これを係員から告げられると、「まだ、出発していないから、機内に入れる」などと主張。だが、係員から再三、搭乗を拒否されたため、激高して係員を数回平手打ちを加えた。

 空港側は警察に連絡、女性は逮捕され、10日間留置施設で取り調べを受けたあと、釈放されたという。この事件が報道されると、ネット上では女性への批判の書き込みが多数寄せられた。

「彼女は博士課程を修了したというが、その専門はキックボクシングかなにかか」や、「博士の学歴を得ても、もともとの人間性までは変えられないということか」「高いチケットを購入したことで、乗車を拒否されて激高したのだろうが、金で人間の品性は測れないということだ」などという辛辣なものから、「彼女は10日間自由を奪われたことで、その代償は支払った」や、あるいは「子供や夫の目の前で逮捕されてしまったことで、彼女は今後ずっと、その忌まわしい記憶から逃れられない。これで、十分罪を償ったといえるだろう」との同情の声も書き込まれている。

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