女性刑務所に収監中の“心が女性”受刑者、他の受刑者に性的暴行 制度を悪用したと指摘も

女性刑務所に収監中の“心が女性”受刑者、他の受刑者に性的暴行 制度を悪用したと指摘も

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性別の区別が必要な場合は、個々の認識に配慮した対応が必要になる。しかし刑務所では、そうした配慮が必ずしもうまくいくとは限らないようだ。

 アメリカ・ニューヨーク州の女性刑務所で、シャワーを浴びていた女性受刑者を性的暴行したとして、起訴されていたトランスジェンダー受刑者に対し、裁判所が有罪判決を言い渡したと海外ニュースサイト『Daily Mail』『National Review』などが4月27日までに報じた。

 報道によると2021年2月8日、女性刑務所に収監されていた33歳の女性受刑者(以下女性)がシャワーを浴びていた。浴び終えた直後、トランスジェンダーの33歳の受刑者Aが、突然背後から現れ女性の首後ろを押さえつけて、無理やり女性をレイプした。
 
 女性はすぐに刑務官に報告。レイプ検査キットを受け取り、「証拠」を収集したという。女性は病院で手当てを受けて、退院したと伝えられている。のちに女性が提出した証拠物から、AのDNAが検出されたという。

 警察は、女性受刑者を性的暴行した疑いでAを逮捕した。検察によるとAは「心は女性」、「体は男性」のトランスジェンダーだ。文字通り、Aには男性器があったとみられる。

 Aは容疑を認めているようで、4月7日に開かれた裁判では性的暴行で有罪となり、禁固刑7年、観察処分8年が言い渡された。なお本件はAが2018年に第二級窃盗罪、暴行罪などで有罪判決を受け、同刑務所で服役中の出来事だったという。

 ニューヨーク市当局は、Aが女性刑務所に収監された明確な理由を説明していないが、アメリカでは実際の性別ではなく、心の性別によって、男性または女性刑務所のどちらに入るか決定する制度を導入している州が多数ある。

 本事件の発生した刑務所のあるニューヨーク市では、州の決定に先立ち2018年から同制度を適用していたそうだ。2022年1月29日付『New York Post』によると、ニューヨーク州知事は同年1月に、同州内のすべての刑務所で同制度を適用する方針を発表。さらに、すでに収監中のトランスジェンダー受刑者についても、自分の性別に見合った刑務所への移送が可能となると報じている。

 このニュースが世界に広がるとネット上では「本当のトランスジェンダーにとっては良い制度だが、悪用する人は絶対いる」「そもそも刑務所に入るような、モラルの低い人の集まり。不安しかない」「トランスジェンダーでもナニをカットしている人限定にすべき」「女性刑務所でも、襲われる心配しながら過ごさなくてはいけないのか」「刑務所は男性、女性、その他の3つで分けたら?」「レイプされた女性はニューヨーク知事を訴えろ」といった声が上がった。

 トランスジェンダーの受刑者にとって、自分に見合った性別の刑務所を選択できるのは素晴らしいことだろう。それだけに、性的暴行事件が発生してしまったのは残念でならない。

記事内の引用について
Transgender Rikers inmate serving time in women's wing of jail for assault RAPES female prisoner in a bathroom after victim finished showering(Daily Mail)より
https://www.dailymail.co.uk/news/article-10755219/Transgender-Rikers-inmate-incarcerated-assault-housed-womens-wing-RAPES-female-inmate.html
Male Inmate Convicted of Raping Female at Rikers Island’s Women’s Facility(National Review)より
https://www.nationalreview.com/news/transgender-inmate-convicted-of-raping-female-at-rikers-islands-womens-facility/
Hochul wants transgender inmates to choose where they’re housed in prisons(New York Post)より
https://nypost.com/2022/01/19/hochul-wants-transgender-inmates-to-choose-prisons-for-housing/

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