ローマ法王伊震被地を電撃訪問、瓦礫の前で1人黙祷

 ローマ法王フランシスコは10月4日、今年8月の大規模地震で300人近い死者を出したイタリア中部の町を予告なしに訪れ、被災者を激励するとともに、犠牲者を悼んだ。
 ローマ法王庁は、最も被害が激しかったアマトリーチェを訪れた法王が、倒壊を免れた教会の鐘楼を背景に、瓦礫の前で祈りを捧げる画像と映像を公開。
 被災者を前にメガフォンを使って語りかけた法王は、地震発生直後から被災地訪問を希望していたが、小学校仮校舎の完成など、町が落ち着きを取り戻すまで訪問を控えていたことを明らかにした。 
 その後、壊滅的な被害を受けた中心部の一般人の立ち入りが禁止されている「危険区域」を視察し、瓦礫の前で犠牲者に祈りを捧げた。
 イタリアでは8月24日、中部ペルージャ県ノルチャ付近を震源としたマグニチュード6.2の地震が発生し、石造りの古い建物が倒壊するなど大きな被害を出した。被害総額は少なくとも45億ドルに上ると推定されている。