アレッポ空爆を巡り亀裂、ロシアと西側諸国

 ロシアのプーチン大統領は10月11日、来週に予定されていたオランド仏大統領とのパリ会談を中止した。シリアの反体制武装勢力拠点アレッポに対する空爆を継続するロシアに対して、オランド大統領が「空爆は戦争犯罪だ」と述べたことに反発したもの。
 国連安全保障理事会は10月8日、アレッポ空爆の即時停止を盛り込んだフランス主導の決議案を採択したが、ロシアが拒否権を行使。これに対してオランド大統領は、プーチン大統領との首脳会談をシリア問題に限った二カ国会談に格下げした。
 アレッポ空爆を巡ってロシアと西側諸国との間に亀裂が生じており、ボリス・ジョンソン英外相は「ロシアがこのままアレッポ空爆を継続すれば、遠からず世界中の鼻つまみ者になる可能性がある」と国会で発言するなど、この問題の妥協点は見えてこない。

(シリア、アレッポ/フランス、パリ/イギリス、ロンドン、10月11日、取材・動画:ロイター、日本語翻訳:アフロ)