米国亡命を希望、メキシコ国境で行き場失うハイチ難民

 米国に亡命を希望するハイチ難民が、米と国境を接するメキシコの町ティファナに数千人規模で押し寄せているが、彼らに行き場所はない。一歩でも米国に足を踏み入れれば、ハイチへの強制送還は確実だ。
 米大統領選挙の結果次第で、メキシコとの国境が閉鎖されるかもしれないという懸念と、死者1000人超を出したハリケーン「マシュー」の襲来がその不安に拍車をかけ、亡命希望のハイチ難民が押し寄せる結果になった。
 2010年のハイチ地震以降、米政府はハイチ難民に特別待遇を与えていたが、急増する難民に対処するために保護政策を変更し、強制送還に踏み切った。人権団体は政策の見直しを要求しているが、その間にもハイチ難民の増加はとどまるところを知らない。

(メキシコ、ティファナ、10月16日、取材・動画:ロイター、日本語翻訳:アフロ)