トランプ氏の入国制限令に痛手、米高裁が差し止め支持

 米第4巡回区連邦控訴裁判所は5月25日、バージニア州リッチモンドで、イスラム圏6か国からの渡航者の入国を制限する大統領令の執行を差し止めた連邦地裁の司法措置を支持する判断を下した。
 裁判所は司法判断に当たり、ドナルド・トランプ氏の大統領令は「宗教的不寛容、敵視と差別に満ちており、違憲の恐れさえある」と批判した。その上で、大統領令が選挙中の公約より国家の安全保障問題を優先しているという政権の主張には「納得できない」と指摘。
 トランプ大統領は1月、イスラム圏6か国からの渡航者の入国を制限する大統領令を出したが、各地の空港で混乱が生じ、市民グループや人権団体の抗議活動を活発化させた。

(アメリカ、リッチモンド、5月25日、取材・動画:ロイター、日本語翻訳:アフロ)