アルプス最高峰2座、山岳スキーヤーが50時間で制覇

欧の最高峰2座 50時間で制覇

アルプス最高峰2座、山岳スキーヤーが50時間で制覇

 スイス人とフランス人の山岳スキーヤー2人が5月15日から17日までの3日間で、スイスとフランスの最高峰2座を50時間で制覇した。
 ベルンハルト・ハグ(スイス)とトニー・スボールビ(フランス)の2人は2年前、スイスのアレッチュ氷河にある4000メートル級の7座すべてを20時間で踏破した経験がある。
 2人は5月15日午前7時32分、スイスのツェルマットを出発。柔らかい雪に難儀しながらも6時間半掛けて、モンテ・ローザ山群の最高峰4634メートルのプンタ・デュフールに登頂。標高2980メートルのブクタン避難小屋で2時間ほど休息してから、闇の中をスキーで下山。
 デュフールとモンブランは直線距離で78キロだが、クロスカントリースキーの場合、登山と下山を余儀なくされるため、実際の距離は少なく見積もっても140キロになる。
 スイスのブール・サン・ピエールからイタリアとの国境沿いのグラン・サン・ベルナール峠までのルートは、雪質が柔らかかったこともあって、疲労の極限に達したスボールビが休息を取ることに。
 単独行となったハグはそれでも5つの峠を越えてモンブランの麓に到着。ラ・パリュでスボールビと合流したハグは5月17日午前9時32分、フランスの最高峰モンブラン登頂に成功した。
 ハグは全行程を50時間で縦走。登った距離1万3092メートル、下った距離1万4622メートルだった。

(スイス、ジュネーブ、5月29日、取材・動画:ロイター、日本語翻訳:アフロ)