北朝鮮「核搭載可能なICBM実験」、米国は世界行動呼び掛け

 北朝鮮は5日、大型核弾頭が搭載可能な、新たに開発された大陸間弾道ミサイル(ICBM)の実験を実施し、弾頭を大気圏に再突入させる技術が検証されたと発表した。
 朝鮮中央通信(KCNA)によると、金正恩朝鮮労働党委員長は、実験の成功は核爆弾や水爆、ICBMを含む北朝鮮の戦略的能力の確立を示すもので、米国政府が北朝鮮に対する敵視政策をやめない限りこれら兵器の廃棄交渉に応じるつもりはないと述べた。
 KCNAによると、金委員長は満面の笑みを浮かべて政府当局者や科学者、技術者に、米国は「独立記念日」に「贈り物」を受け取って気を悪くするだろうと語った。
 また、今回の実験について、各段の分離や弾頭の大気圏再突入、弾頭の制御などの面で、新たに開発されたICBMの技術的な要件を確認できたとKCNAは伝えた。
 米国防総省の報道官は、北朝鮮がICBMの発射実験を行ったとの結論に達したと表明した。
 ティラーソン米国務長官は4日、北朝鮮によるICBM発射は同国による核の脅威の新たな高まり示すとの見方を示し、世界的な行動が必要だと主張。北朝鮮の労働者を受け入れる国や、北朝鮮政府に経済的または軍事的な支援を行う国、あるいは国連制裁の実施を怠る国はいずれも「危険な政権を支援し、ほう助している」と警告した。
 その上で「全ての国が北朝鮮に対し、核兵器の追求には結果が伴うことを公式に示すべきだ」と述べた。
 米国防総省も同日、北朝鮮のICBM発射実験を強く非難するとともに、北朝鮮の脅威から米国と同盟国を防衛する用意があると表明。「同盟国である韓国と日本を脅威から守るというわれわれのコミットメントを堅持する」と国省の報道官は述べた。

(北朝鮮、7月4日、取材・動画:ロイター、日本語字幕翻訳:アフロ)