女性警官が撃たれて死亡、深夜のニューヨークで襲撃

 ニューヨーク市警の女性警察官が7月5日深夜、警察幹部が“暗殺”と形容する方法で殺害された。犯人は現場から逃走するところを、応援に駆けつけた警官に射殺された。
 市警によれば、ミオソティス・ファミリアさん(48)は午前12時30分、市内ブロンクス区の路上に駐車した警察車両に同僚と共に乗っていたところを、近づいてきた男に窓越しに射殺されたという。
 ジェームズ・オニール市警本部長は記者会見で、「市民の安全を守るために勤務していた警察官に対するいわれなき襲撃だ」と犯行を糾弾。同本部長はこれより先、ツイッターでファリミアさんは“暗殺された”とツイートしている。
 市警によると、3児の母であるファミリアさんはアレクサンダー・ボンズ(34)に窓越しに頭部を撃たれた。ボンズは逃走したが、1ブロック離れたところで、応援に駆けつけた警官2人に向かって銃を抜いたところを射殺された。
 ボンズには6回の逮捕歴があり、そのうちの1回は2001年に警官を襲って逮捕されたもの。ボンズは第2級軽犯罪で有罪判決を受け、地域奉仕を命じられた。ボンズは襲撃当時、ニューヨーク州シラキュースで起こした強盗の罪で有罪となり、仮釈放中だった。
 ニューヨークでは2014年12月にも今回と同様の事件が起きており、その時は「警官を殺す」と予告したメリーランド州ボルチモアから来た男に、市内ブルックリン区の路上に駐めてあった警察車両の中で警官2人が殺害された。
 米国では今年に入って、これまでに24人の法執行官が銃撃で死亡している。これは昨年同時期より9%も多い。

(アメリカ、ニューヨーク、7月5日、取材・動画:ロイター、日本語翻訳:アフロ)