アメリア・イアハート、米女性飛行士の写真見つかる

 80年前、女性として初の世界一周飛行を目指す途中で消息を絶った伝説の米飛行士、アメリア・イアハートのこれまで公開されたことがなかった写真が見つかり、彼女の最期を巡る論議が再燃している。
 米国国立公文書館で見つかった写真には、南太平洋マーシャル諸島の港にいる白人女性らしき人物が写っている。
 イアハートは1937年7月2日、ナビゲーターのフレッド・ヌーナンと共に双発の愛機「ロッキード・エレクトラ」で、パプア・ニューギニアから約4000キロ離れた中部太平洋のハウランド島を目指して出発した。それから数時間後、燃料切れを伝えてきた無線連絡を最後に消息を絶った。
 当時としては前例のない海と空からの大規模捜索が行われたが、何も見つからなかった。イアハートの愛機は墜落したものと推定されたが、彼女の最期については謎だった。
 7月9日に放送予定の歴史専門TVチャンネル「ヒストリー」の2時間特別番組『アメリア・イアハート:失われた証拠』で、専門家は写真の女性とイアハートの体格を比べ、「可能性が高い」と述べた。
 「ヒストリー」の仮設は、イアハートはハウランド島からコースを外れ、マーシャル諸島に着水したが日本軍に捕らえられ、サイパンで拘留中に死亡したというものだ。
 これに対して、歴史的航空機の発見を目指す国際グループのリック・ギレスピー事務局長は、写真の女性がイアハートだという証拠はないと仮設を否定。同事務局長によれば、イアハートはキリバスのニクマロロ島で死亡し、1940年に頭蓋骨の一部が発見された。発見された頭蓋骨の寸法はイアハートの体型と一致したといい、ヘアスタイルも写真の女性よりは短かったという。

(アメリカ、ワシントン、7月7日、取材・動画:ロイター、日本語翻訳:アフロ)