今度はトランプ大統領が威嚇 “見たことないようなことが起きる”

 アメリカのトランプ大統領、「炎と怒り」だけでは済まなかったようです。北朝鮮がグアム周辺への弾道ミサイルの発射計画を発表したことに対し、「グアムに何かすれば、北朝鮮で見たことがないようなことが起きる」と再び強くけん制しました。
 「グアムで何が起きるか見てみよう。北朝鮮がグアムに何かすれば、誰も見たことのないような事態が北朝鮮で起きることになる」(アメリカ トランプ大統領)

 10日、滞在先のニュージャージー州のゴルフ場で、北朝鮮への対抗措置を示唆したアメリカのトランプ大統領。「炎と怒りに直面することになるだろう」とした8日の発言については、次のように述べました。

Q.北朝鮮はあなたの「炎と怒り」発言を“妄言”と言ったが?
 「厳しさが足りなかったかもしれない」(アメリカ トランプ大統領)
Q.「炎と怒り」より厳しいものとは?
 「そのうち分かるだろう」(アメリカ トランプ大統領)

 北朝鮮は、中距離弾道ミサイル「火星12型」4発を同時発射し、それぞれグアムの周辺、30キロから40キロの海上に落とす計画を発表し、威嚇しています。

 止まらないアメリカと北朝鮮の脅し合い。両国の緊張関係は今後、どうなるのでしょうか。

Q.北朝鮮への先制攻撃は選択肢に?
 「それについては話さない、絶対に」(アメリカ トランプ大統領)

 一方、「軍事的な準備はできている」との認識を示しているアメリカのマティス国防長官は・・・

 「米国は外交による努力を行っていて、弾みがついて成果をあげている。今はそれを見守りたい」(アメリカ マティス国防長官)

 当面は、ティラーソン国務長官やヘイリー国連大使らによる「外交的な努力」を見守る考えを示しました。

 こうした中、北朝鮮では・・・

 「白頭山銃隊の無尽強力な力を総爆発させて、年代と世紀を超えてきた反米対決戦で最終勝利を成し遂げよう!」
 「成し遂げよう!成し遂げよう!成し遂げよう!」

 アメリカへの対決姿勢を示す人民武力省の軍人などの集会の様子を国営テレビが放送。国連安保理の制裁決議を非難する政府声明に対する北朝鮮国内の労働者の反応も伝えています。

 「鋼鉄労働階級は、あの電気炉の溶鉄のように、米国のやつらに対する込み上がる憤怒と敵がい心で、ぐつぐつとたぎっている」(北朝鮮 鉄工場の労働者)

 また、11日の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、6ページ中4ページを「反米記事」に費やしていて、反米意識を一気に高めることで国内の結束を強化し、国威発揚をはかろうとしています。

 「北朝鮮がミサイル攻撃計画を発表して2日が経ちますが、こちらのグアムのビーチでは、たくさんの観光客が海を楽しんでいます」(記者)

 こうした中、北朝鮮が弾道ミサイルを周辺に撃つ計画があると名指しされたグアムには、日本人観光客などの姿も見られました。

 「やめてほしい、みんな平和に過ごしたいので、せっかくの夏休みですし、夏休みじゃなくても。皆さん平和でいたいと思うので」(日本人観光客)

Q.家族からの心配は?
 「私はなかった」
 「私もなかった」
 「父から言われました。なんかそういうニュースやっていたから、気をつけてねっていうのは言われました」(日本人観光客)

 北朝鮮のミサイル発射計画の発表を受け、グアムの知事は、「グアム周辺には最新鋭迎撃システムTHAADを含む複数の防衛設備があり、“差し迫った脅威はない”」として、島民にパニックにならないよう呼びかけています。(11日17:44)