コメ融資で巨額損失、インラック元首相の口座凍結

 タイ政府は、インラック元首相が政権運営時に導入したコメ担保融資制度によって巨額な損失を被ったとして、元首相の複数の口座を凍結したことがわかった。元首相自ら認めた。 

このコメ担保融資制度は、市場のコメ価格を安定させること、収入の少ない農家の収入増、それによって国内消費を改善させることを目的に導入された。だが一部のコメ関連業者、大規模農家などにお金の大半が行き渡っていたこと、様々な汚職の疑いが強かったこと、市場価格を大幅に上回る価格で買い取っていたことによる損失が大きかったことから、問題の多い政策と各方面から指摘されていた。

その後、軍事クーデターによりタクシン派のインラック政権は崩壊し、反タクシン派である陸軍が政権を取ったことで、この政策は打ち切りとなった。

元首相は、市場価格を大幅に上回る価格でコメを買い取り多額の損失を計上しながら、そのまま放置したことが職務怠慢であるとして5年間参政権停止となったほか、多額の賠償金の支払いが命じられていた。

関連記事(外部サイト)