英政府が大型減税へ、所得税の最高税率45%から40%に…家計・企業の負担軽減

英政府が大型減税へ、所得税の最高税率45%から40%に…家計・企業の負担軽減

英が大型減税で経済てこ入れ

英政府が大型減税へ、所得税の最高税率45%から40%に…家計・企業の負担軽減

トラス英首相(ロイター)

 【ロンドン=中西梓】英政府は23日、大型減税を柱とする経済対策を発表した。来年4月に所得税の最高税率を45%から40%に引き下げるほか、法人税率の引き上げを凍結し、景気後退が懸念される英国経済をてこ入れする。物価高に苦しむ家計や企業の負担を軽減するとともに、金融立国としての魅力を高め、海外から投資を呼び込む狙いがある。

 大企業を対象に来年4月、法人税率を19%から25%へ引き上げる予定だったが、19%を維持する。国民保険料の引き上げも中止し、銀行員のボーナス上限規制を撤廃する。

 大型減税はトラス首相が保守党党首選で掲げた公約だ。クワーテング財務相は23日、英議会で演説し、「世界の銀行がロンドンで雇用や投資、納税を行うようにする」と述べた。

 一方、英政府は23日、家計や企業向けの電気・ガス料金補助が10月以降の半年間で約600億ポンド(約9・6兆円)規模になると明らかにした。巨額の補助で英国の財政は大幅に悪化する見通しだ。

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