香港国際空港、座り込みの混乱拡大で搭乗手続き停止

香港国際空港、座り込みの混乱拡大で搭乗手続き停止

13日、香港国際空港で、搭乗手続き停止のアナウンスを受けて手を上げる若者ら(ロイター)

 【香港=角谷志保美】香港国際空港で12、13の両日、香港政府への抗議運動で若者ら数千人が座り込みを行い、混乱が拡大した。この影響で、香港空港を離着陸する便は、2日間で計約600便が欠航した。

 若者らは、11日夜にデモに参加した女性が警官隊との衝突で目に重傷を負ったことなどに反発し、2日連続で空港の出発ロビーなどに座り込んだ。両日とも午後から参加者が増え、12日は夕方以降の全離着陸便が欠航、13日も夕方に搭乗手続きが停止された。

 中国本土への犯罪容疑者引き渡しを可能にする逃亡犯条例改正案の撤回などに香港政府が応じないため、香港の玄関口である空港で国際世論に訴え、政府への圧力を強める狙いがある。

 中国政府で香港・マカオ政策を担当する国務院香港・マカオ事務弁公室の楊光報道官は12日、「既に重大な暴力犯罪を構成し、テロの兆しも出現し始めた」と抗議運動を強く批判した。

 香港政府によると、抗議運動の影響で7月以降、香港への訪問客は減少しており、7月の小売業の売上高やホテルの稼働率は大きく下落する見通しだ。香港市場の代表的な株価指数である「ハンセン指数」は13日、前日比で2%以上、下落した。